当社にはワイヤーカットがあります。
が、日本の大多数の加工屋が考えるワイヤーカットとは少し違います。
まずはジャパニースエンジニアの一般的なワイヤーカットに対するイメージを整理します。
ワイヤーカットといえば
・超高精度
・長時間無人加工
・自動結線
・ワイヤー使い捨て
通常の切削では実現できないような精度加工を無人で行う、切削屋からすると夢のような放電加工機だが、高価なワイヤーを使い捨てにするので常にコスパを意識しないと部品単価がとんでもないことになる。しかも昼夜連続運転をしても意外と時間がかかる。よって切削不可な形状以外は基本的にスルー
みたいなイメージでしょうか。
そこでそんな常識を覆す当社保有のワイヤーカットをご紹介します。
STG(スピーディーターゲットグループ)のDK-7732です。
どうですか!!エッジの効いたこの何とも言えない外観!!(STGの関係者様、ごめんなさい)
この機械が良い仕事をするんです。
まずは抜群のコスパ
メーカーさんもウリにしている、ワイヤ電極の反復使用によって、一般的なワイヤ使い捨てタイプとは比べ物にならないほど低価格でワイヤーカットが行えます。
どれくらい低価格かというと
・スリワリフライスめんどくさいから重ねてワイヤーで切ろ~っと
・めっちゃ取り代多いやん、そうだ!ワイヤーかけといて定時で帰ろっと
みたいなことが気軽にできるくらいコスパがいいです。
ただし、ミクロン台の精度は保証できません。(ワイヤーが細くなるから)
±0.02mmもちょっと厳しいかも。
ただ±0.1mm以内は狙えます。
当社の部品加工においてワイヤカットの選択肢を考えるとき、ほどんどの場合その要求精度は0.1mm程度です。
確かにはめあいの厳しい部分(キー溝等)でそれ以上の精度が欲しいこともありますが、その時は別の方法をチョイスします。
なのでこの機械がちょうど良いのです。
もちろん自動結線なんてついていないので、ワイヤーが切れるとオペレーターが頑張って結線します。
手が真っ黒になります。
でもこの機械がいいんです。だってスゴイコスパなんで♪
また動画をアップする予定なので、よければお手すきの際にぜひチェックをお願いします♪
久保鉄工所ではこのような便利な工作機械を活用することで、低コスト&短納期化に精進しています。
またできるだけワンチャッキングで加工を済ませるような工程集約化にも尽力しています。
徳島から県外へも宅急便等で部品納入しています。
ご興味がある方はぜひこちらへご連絡をよろしくおねがいいたします。
info@kubo-tk.com