バリ取りは手作業？機械加工？
マシニングセンタで面取り加工を忘れていて、あとで手作業のヤスリ掛けはホネが折れますよね
皆さん、切削加工後の面取りってどうされていますか？
・面取りは機械からワークを外した後、手作業で行う
・機械で加工できる部分のみ面取りして、残りは手作業
・何が何でも工作機械で自動運転
メインの業種や作業者の考え方によって多種多様の方法があると思います。
もちろん均一な面取り加工をするならば、機械で行うのが一番ですが、微妙なカエリがでたり、モノによってはプログラムミスで仕上がり直前に工具が食い込んでオシャカなんてことも・・・。
面取りは本当に奥が深い分野だと思います。
機械チャージや人件費へダイレクトに影響するので、少し効率が上がるだけで、ものすごい費用対効果が実感できたりします。
日東工器のサーキットベベラーで効率良く面取り加工しています
そんな面取り加工ですが、これまで色々試してきた中で一番効果テキメンだった工具（当社比）を紹介します。
日東工器 サーキットベベラー CB-01 です。
なんじゃい！手作業工具かよ！！という声が聞こえてきそうですが・・・。
すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが・・・
改めて説明したくなるほど、この工具が大好きです。
好きすぎて、工場内にCB-01が何台あるか、知る人はいません（笑）
確実に従業員数より多いです。（なんでやねん、笑）
とにかく作業台という作業台にCB-01がある状態ですが、ウチはこんな感じで使っています。
長所その１
守備範囲が広い
最小Φ6.8の穴まで面取りできます。
そして板モノのコーナー4ヵ所などによくある「C1面取り」まで可能です。
この2点が可能になると、当社で製造している部品の一般的な形状はほとんど面取りできてしまいます。
長所その2
送りが早くても綺麗に仕上がる、カエリや二次バリが出にくいチップ形状
これも大好きな理由の一つです。
チップが良くできているのと軸の剛性が高いのが主要因だと思いますが、
手のひらサイズのワリにタフガイと繊細を両立しています。
チップ単価（参考モノタロウ）が一般的な三角チップに比べて少し高いですが、
内容が良いのでダイジョブダイジョブ
長所その3
疲れにくいサイズ感
ワンサイズ大きいCB-02や直線専用のMB-03（電動）や据え付け面取り機も当社にはありますが、
最大面取り量が大きい分、工具が重かったり加工形状に制限があったりとなかなか当社の加工内容にフィット するものがありませんでした。
急いでいるときなんて、プログラムがめんどくさくて機械にセッティングしているワークに直接アプローチすることもあります。
そんな「日東工器CB-01大好き切削仕事人」ですが、機械での面取りももちろん頑張っています。
溶接前の開先加工も内容によってはマシニングでサヨナラオート運転したりします。
当社面取り工具については自動、手動共に色々と試しているので、失敗談なんかも含めて、その辺も紹介できればと思います。
もしよければ、こんなのいいよを紹介いただけると、頑張ってすぐ買います（予算内で・・・）
ぜひよろしくお願いします。
有限会社久保鉄工所では、溶接、旋盤、マシニングを駆使した様々な金属部品を製造しています。
当ブログでも色々と紹介しておりますが、
設備等、詳しくはホームページに記載しております。
お役に立てられるようなことがございましたら、ぜひご連絡をいただければと思います。
若いメンバーで末永くお付き合いできるよう頑張りますので、宜しくお願いいたします。
